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   更新履歴:総務委員会活動
更新:2025-01-06
    
        
  総務委員会 委員長報告  
委員長 佐野聖一
  
令和6年 第4回 市議会定例会
登壇 令和6年12月20日(金) 
     
     
議案第70号、議案第71号、議案第80号及び議案第85号にかかる、総務委員会における審査の経過及び
結果について、御報告申し上げます。
去る12月13日の「本会議」において、本委員会に付託されました議案につきまして、同日、委員会を招集し
慎重に審査を行いました。
以下、その質疑応答等、主なものについて申し上げます。


議案第71号 
館山市行政組織条例の一部を改正する条例の制定ついて
市民生活部の設置に関して、市民からどのような意見等があり設置することになったのか、また、期待する効果と
市民に周知する時期は と聞いたところ
危機管理部に市民協働課の業務である国際交流、町内会、男女共同参画などの事業があるのは、市民にとって
分かりづらいという意見があり今回の改編に至った。
また、期待する効果としては、市民により分かりやすい組織体制となること、また、市民生活に密着し、市民との関
わりが多い部署や、活動する部署をまとめることで連携が高まるのではないかと思う。
周知時期については、市の広報やホームページなどにより、3月頃を想定しているが、出来るだけ早く周知をしたい
との説明がありました。

また、市民生活部の事務分掌に国民健康保険と後期高齢者医療保険の事業を、健康福祉部から市民生活部
に変更することに対して違和感があるがどうか と聞いたところ、
庁内の議論の中でもそのような意見があったが、今後も組織を見直していく予定であり、来年度、業務を遂行する
ことで支障があるようなら、その過程の中で、改めて見直しをしたいと考えており、来年度については、市民生活部の市民課の業務として残した との説明がありました。


議案第80号 館山市一般会計補正予算(第7号)でございますが、
第3款 民生費の障害介護給付に関して、障害福祉サービス利用者が増加した理由は と聞いたところ、
利用者の増加の主な要因としては、国が推進する障害者の地域移行の推進、精神障害者に対しての社会的な
需要が進んだことによる。
特に地域での生活を支援する共同生活援助(障害者グループホーム)や、就労機会や生産活動を提供する就
労継続支援B型など、地域での就労の受け皿となる団体が増えたことが大きな要因と考えている との説明があり
ました。


第6款 農林水産業費の有害鳥獣対策費に関して
昨年度も捕獲頭数が多かったが、今年度も多い要因をどのように分析しているか と聞いたところ、
イノシシの捕獲頭数について、前年度が多かった場合、翌年度は少なくなることもあるが、捕獲頭数は、かなりの
ばらつきがある。山の中のどんぐりなどの影響も考えられるが、要因については、不明である。
また、例年であれば、10月頃が捕獲頭数のピークとなるが、今年度については夏の高温が長期に及んだためか、
11月が多い状況にある との説明がありました。
 
また、ジビエセンターや有害鳥獣焼却施設との連携はとれているのか と聞いたところ、
11月末までの捕獲したイノシシの数は1002頭。
その内、食肉加工のための搬入が、280頭(27.9%)、自家消費が75頭(7.5%)、焼却施設の搬入が
426頭(42.5%)、埋却数が221頭(22%)との説明がありました。


次に、全体を通して債務負担行為の那古小学校統合整備事業について、主にどこを改修するのか聞いたところ、
校舎内については、廊下や階段の壁、天井は、部分塗装。教室内の主な改修は、サッシの戸車、ハンドルの交換
など建具の改修、校舎東棟については、内装の改修、建具の改修、外壁の浮きの修繕と塗装。校舎西棟につい
ては、外階段周りの外壁塗装、体育館に繋がる渡り廊下の改築。
体育館については、全体の大規模改修を実施する計画である との説明がありました。

以上が質疑応答等の主なものであります。

採決の結果、議案第70号、議案第71号、議案第80号及び議案第85号については、全員一致をもって原案
どおり可決すべきものと決しました。



なお、この際、閉会中に実施しました行政視察について、報告いたします。
本委員会は、10月9日から11日にかけて、広島県広島市、北広島町、呉市、尾道市において行政視察を行い
ました。

広島市におきまして、「豪雨災害被災地の災害経験を生かした取組」の説明を受けました。
広島市では、平成26年と平成30年の2回、豪雨災害を経験しています。
住民自らが災害の危険性を「我がこと」として認識することが重要であり、その避難行動には、地域コミュニティの役
割が大きいとの提言をうけ、地域の防災リーダーを養成、避難誘導アプリなどを導入しています。
館山市も、地域住民が災害を「我がこと」として、とらえてもらえるよう行政としても尚一層の周知に努めていただけ
ればと思います。

次に、北広島町におきましては、「防災行政無線の廃止に伴う新たな情報伝達手段」の説明を受けました。
北広島町では、令和3年度から防災行政無線を廃止し、スマートフォンを活用した行政情報アプリや公式LINE
へ シフトしています。
また特徴として、ケーブルテレビ事業も行っており、防災行政無線廃止がスムーズに進められたようです。
防災行政無線は、人命を守る大切な手段の一つですが、維持に多額の費用を要するため、館山市も、今後の
あり方について、検討する時期を迎えているのではないかと思われます。

次に、呉市におきまして、「議会改革、議会運営」の説明を受けました。
呉市では、開かれた議会の実現のために、さまざまな取組を行っています。近年では、高校生を対象に議会報告
会を開催、地元小学生の議会体験、各種SNSを活用し、議会の取組などを発信しているようです。
また、議員定数や議員報酬を検討する際に、大学教授を参考人として招致し意見を聞くなど、参考人招致制度
を有効活用しています。
館山市議会として、呉市議会を始め、議会改革に取り組む各自治体の先進地事例を参考に、機運の醸成に努


次に、尾道市におきまして、「新本庁舎の建設について」の説明を受けました。
尾道市では、市長から「市庁舎は、市民から間借りをしている感覚に」との発言を受け、市民参加、市民交流を
促進する新本庁舎を建設しています。市民に開放されるスペースは、市役所閉庁日も利用が可能で、イベントや
ワークショップ等が開催されているようです。
 
館山市役所も建設後64年が経過しており、財政が厳しい中での検討となるわけですが、早急に対応しなければ
ならい状況にあると思います。
市民に開かれた、市民のための市庁舎を目指し、検討を始めていただければと思います。


以上、御報告申し上げまして、総務委員会 委員長報告を終わります。

                                総務委員会 委員長 佐野聖一











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