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  文教民生委員会活動  
 
   更新履歴:文教民生委員会活動
更新:2025-04-14
       
  文教民生委員会 委員長報告  
委員長 鈴木ひとみ
  
令和 7年 第 1回市議会定例会
登壇 令和 7年 3月24 日(月) 
  
 
議題となりました、議案第20号から議案第23号、及び議案第26号から議案第27号にかかる、文教民生委
員会における審査の経過及び結果について、御報告申し上げます。
去る3月5日の本会議において、本 委員会に付託されました議案につきまして、3月11日、委員会を招集し、
慎重に審査を行いました。
以下、その質疑応答等、主なものについて申し上げます。


議案第20号 館山市学び舎(まなびや)みらい基金条例の制定について
設置目的にある「学校教育環境の向上に資する事業」とは、具体的にどのような事業か と聞いたところ、
学力向上に資するもの、特別支援教育体制の充実、学校保健体育振興の充実などを想定しているが、
令和7年度は児童生徒が使用するタブレット端末を更新する予定である との説明がありました。


議案第21号 館山市ふるさと創生奨学資金貸付条例を廃止する条例の制定について
移行期間を設定せずに終了して問題はないのか と聞いたところ、
令和7年1月号の広報紙で、令和7年4月から進学予定の方だけではなく、在学中で貸付を検討している方
にも、令和6年度の申請期間に利用するよう周知を行った との説明がありました。


議案第22号 館山市心身障害者医療費支給条例の一部を改正する条例の制定について
今回の改正で対象外となる方へのその後の対応は と聞いたところ、
中軽度心身障害者のみならず、設置を検討している基幹相談支援センターでは、幅広い方を対象に様々な
相談に対応する との説明がありました。


議案第26号 令和6年度館山市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)について
財政安定化支援事業繰入金が減額となった理由は と聞いたところ、
近年、国民健康保険から後期高齢者医療制度へ移行する方の増加により、被保険者数は減少傾向である
それに伴い低所得者層の割合も減っているため、財政安定化支援事業繰入金が減額になっている との説明
がありました。

以上が質疑応答等の主なものであります。



次に、討論を行いました。

議案第22号について、まず、反対討論として

中軽度心身障害者医療費の助成は、昭和48年から続く市独自の制度であり、対象者に対して十分な意見
交換を行わず助成を廃止するのは、意思決定プロセスに問題があり、令和6年3月に策定した第6次館山市
障害者基本計画とも整合性もなく、対象者に負担を求めることになり、医療と生活に不安を覚える。
一方で、子ども医療費の市独自助成は拡大しており、障害者医療から子ども医療への予算の組み換えのように
見え、市がどのような政策理念を持っているのか理解が難しい との討論がありました。


次に、賛成討論として

障害者福祉を取り巻く環境は大きく変化しており、障害者総合支援法等の改正により、障害者福祉サービス
の創設や充実が進められ、障害者福祉に要する経費は増加傾向にある。
令和6年11月から令和7年1月に実施された「館山市中軽度心身障害者医療費助成に関するアンケート」
については、その実施方法や対象者への配慮不足等、執行部に対して改善を強く求める部分もあり、今後は
きめ細やかな対応を要望するところである。

しかし、今後、設置予定の基幹相談支援センターは、多様なニーズに対応する専門機関であり、包括的な
支援体制が整うことで不安が解消されるのであれば、その効果は大きく、限られた財源を有効活用でき、持続
可能な福祉の仕組みを確立していくことが重要と考える との討論がありました。

 
採決の結果、議案第20号、議案第21号、議案第23号、議案第26号及び議案第27号については、全員
一致をもって、議案第22号については、賛成多数をもって、原案どおり可決すべきものと決しました。

以上、御報告申し上げまして、文教民生委員会 委員長報告を終わります。


                                   文教民生委員会 委員長 鈴木ひとみ