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文教民生委員会 委員長報告 |
委員長 望月 昇 |
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令和7年 第3回 市議会定例会 |
登壇 令和7年9月26日(金) |
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議案第56号及び議案第60号にかかる、文教民生委員会における審査の経過及び結果について
御報告申し上げます。
去る9月10日の本会議において、本委員会に付託されました議案につきまして、9月16日、
委員会を招集し、慎重に審査を行いました。
以下、その質疑応答等、主なものについて申し上げます。
議案第56号 館山市立小学校設置条例の一部を改正する条例の制定について
学校名の変更に伴い、校歌や校章はどうなるのか と聞いたところ
那古船形小学校では、校章は両校のものを使用することが決まっているが、校歌については継続して検討する。
小規模特認校では、両校の名称が残るので、両校の校歌及び校章をそれぞれが継続して使用する
との説明がありました。
続いて、新たな学校名はどのような方法、タイミングで伝えるのか と聞いたところ
学校名の決定については、該当校の子供たちに一番に伝えたいと考えている。
船形小学校、那古小学校、房南小学校、神余小学校の5、6年生の代表児童による市議会の傍聴、
また、学校に残る児童には議会中継を見てもらい、学校名が決まる瞬間を体験し、自分たちの学校への
期待や希望を持てるような取組にしたいと考えている。
新しく生まれ変わる自分たちの学校に愛着や親しみ、誇りを持ってもらうとともに、議会を傍聴することで、
地方自治への関心を持ってもらいたい との説明がありました。
また、「まなびの杜(もり)」という名称について、全国で同様の名前を使った学校はあるのか と聞いたところ、
「まなびの杜(もり)」という名称を使った学校はなかった。
木(き)偏(へん)に土(つち)と書く「杜(もり)」という言葉は、「人々が集うところ」、「神社の森や特別な場所」
という意味を持っており、房南・神余の地域の特性を活かした教育活動を行う小規模特認校の特色や、
地域が持つ歴史・伝統文化に合致していることから、この校名案が開校準備委員会にて全会一致で
支持された との説明がありました。
続いて、学校名変更について、開校準備委員会での検討に際し、どのような意見があり、
時間はどのくらいかかったのか と聞いたところ
船形小学校と那古小学校の統合校である 『那古船形小学校』 は、両校の名前・両地区の地名が入り、
古くから駅名にもなっていて、子供たちにも保護者や地域の方々にも親しみやすく、覚えやすいという意見が
出され、約5か月、3回の会議を経て選定された。
房南小学校を本校、神余小学校を分校とする小規模特認校 『まなびの杜(もり)房南小学校』 ・
『まなびの杜(もり)房南小学校神余分校』 については、「ひとつの地名ではなく比較的広い範囲を示す房南
という名称は残してほしい」、「新しい学校なので今のままではない方が良い」という意見があり、
双方の意見を反映させた学校名を考えようとして、約6か月、5回の会議を経て決定された
との説明がありました。
議案第60号 令和7年度館山市介護保険特別会計補正予算(第1号)について
介護給付費準備基金積立金について、今後の高齢化率や要介護認定者数の推移を踏まえた、
中長期的な積立方針や、次期の介護保険料への影響はどうか と聞いたところ、
高齢化率、要介護認定者数は今後も上昇し、それに伴い介護給付費も増加していくと考えるが、
基金は減少傾向にあると想定している。
今後の方針や介護保険料負担については、令和9年度からの次期高齢者保健福祉計画を策定
していく中で検討していきたい との説明がありました。
また、基金残高の推移と目標水準はどのように設定しているか と聞いたところ
残高は、
令和3年度末が約6億3,000万円
令和4年度末が約7億3,000万円
令和5年度末が約7億6,000万円
令和6年度末が約6億8,000万円
令和7年度末は約5億7,000万円になる見込みである。
基金は前年度の精算によって、余剰金が発生した場合に積み立てるものなので、
目標は設定していない との説明がありました。
以上が質疑応答等の主なものであります。
採決の結果、議案第56号及び議案第60号については、全員一致をもって原案どおり
可決すべきものと決しました。
以上、御報告申し上げまして、文教民生委員会 委員長報告を終わります。
文教民生委員会 委員長 望月 昇
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