|
|
|
第9回 議会報告会 (総務委員会) 報告書 |
委員長 望月 昇 |
|
|
□会議:第9回 議会報告会(総務委員会) |
□場所:館山市役所 本館2階会議室 (午前の部10:00~11:30)(午後の部14:00~15:30) |
□期日:令和5年10月28日(土) |
□参加:館山市議会議員全員(午前・午後) : 館山市民(自由参加) |
|
|
-------------------------------------------------------------------- |
|
|
総務委員会委員の 望月 昇です。
総務委員会を代表いたしまして、私から報告させていただきます。
6月の委員会審査分
初めに今年6月の定例会で付託され、審議した議案としては、「令和5年度館山市一般会計補正予算
(第3号)」があります。
主な内容としては、ふるさと納税を原資としているコミュニティ医療推進基金から、安房医療福祉専門学校の運営
や、寄宿舎など看護学生の修学環境向上に対する支援のために約370万円を支出します。
このコミュニティ医療推進基金は、看護師の養成を目的とした補助以外に、6月の補正予算ではありませんが、
健幸ポイント事業や子供のフッ化物歯面塗布(しめんとふ)事業などにも使われています。
次に、市営住宅施設改修事業です。
那古市営住宅の改修箇所が増えましたので、予算を増額しました。増額後は約9200万円になります。
なお、那古住宅の耐用年数は令和31年までであり、それまで使用可能であると見込まれています。
次に、北条小学校のプールですが、老朽化により建て替えが必要となりました。
令和6年5月末までの工期です。費用は約2億4千万円になります。
そのうち1億1千万円程度は国から地方交付税措置という補助がありますので、実質的な館山市の負担では1億
3千万円くらいになることが予想されます。
また、館山市全体での市営プールをどうしていくのか計画が具体的に定まっておりませんが、北条小は児童数・
クラス数が多く、授業において必要性が認められるため予算計上となりました。
なお、このプールは児童の安全を重視する観点から、一般開放の予定はありません。
以上が、6月の総務委員会で審査した主な内容となります。
採決の結果、全員一致をもって、原案どおり可決いたしました。
9月の委員会審査分
次に、9月定例会で審査した補正予算の議案ですが、主な内容としては、
11月12日に迫った、「館山チアアップ・千葉県誕生150周年記念パレード」の実施にあたり、必要な職員人件費
を120人分で約160万円計上しています。
内容ですが、パレードコース内の管理、観覧エリア等の来場者の整理にあたります。
次に、北条幼稚園と中央保育園を引き継ぐ「公私連携幼保連携型認定こども園」の施設整備に対して、運営す
る社会福祉法人に補助金を交付します。補助金の額は約1億3千万円であり、そのうちの約1億1600万円は国
の負担になります。整備の内容ですが、北条幼稚園の園舎の北側の芝生広場に、こども園化に伴い必要な施設
を建設します。工事期間中の園児は園庭側の門を利用して出入りをし、安全を確保します。
続いて、出産・子育て応援給付金ですが、妊婦などに給付金を支給します。予算は約1200万円で、そのうちの
約1千万円は国が負担します。 この事業は令和6年度以降も継続していく予定です。
次に、鳥獣被害防止対策事業補助金ですが、国の交付金を活用しており、国に防護柵設置予算の追加を要望
したところ採択されましたので、事業予算を増額します。
増額補正した後の額は約8500万円になります。なお、この事業は防護柵の他にワナの購入補助もあり、4月から
の当初予算には含まれています。
次に、那古山治山事業ですが、房総半島台風で被災した那古山の山腹法面(さんぷくのりめん)の安全対策工事
を実施します。予算は1500万円で、負担額は県が500万円、市が850万円、受益者である那古寺の負担が
150万円になります。
次に、消防団詰所整備事業ですが、老朽化が著しい亀ヶ原地区の第2分団第5部の消防団詰所を建替えます。
今年度は設計業務を行い、予算額は約400万円になります。なお、場所は現在のところから100メートルほど東側
に建設予定であり、団員のための駐車場も確保できます。
次に、インバウンド推進事業ですが、台湾との交流促進や誘客を図るために、台湾の高雄市等へのトップセールス
を行います。予算額は約110万円です。
最後に、電気料高騰対策費ですが、原油等の資源価格高騰に伴い、市が管理する学校などの公共施設の電気
料が上がっていることから、国の交付金を活用して予算を増額します。増額補正は約1200万円です。
電気料高騰に関して、根本的な原因への対策として、省エネ設備への更新、例えば照明のLED化、節電の徹底
など、電気使用量の抑制にも取り組んでいます。加えて、再生可能エネルギ―の導入・活用促進についても、検討
しており、現在、建設中の館山中新校舎においても、太陽光発電システムを設置する予定です。
その他として、債務負担行為という予算があります。予算計上は令和6年度からですが、来年4月からすぐに事業に
取り掛かるために、今年度中に契約などの準備を行うことに関して議会が承認するものです。
例としては、ごみ指定袋製造業務委託料、放課後児童健全育成事業(通称:学童クラブ)などが債務負担行為
として議決しております。
以上が、9月に審査した補正予算の質疑の内容になりますが、採決の結果、賛成多数をもって原案どおり可決
いたしました。
市議会改選後の6月と9月の定例会の総務委員会で審査した案件の概要の報告を終わります。
総務委員会は一般会計の補正予算を担当しているので、市の全般に渡る様々な事業を審査しています。
引き続き、市民の皆様とともに協力しながら、より住みやすいまちづくりを目指していきたいと考えておりますので、
今後とも、ご理解とご協力をお願いいたします。どうも有難うございました。
採決の結果、議案第60号については、賛成多数をもって原案どおり可決すべきものと決しました。
以上、御報告申し上げまして、総務委員会委員長報告を終わります。
総務委員会 委員長 望月 昇
|