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  建設経済委員会活動  
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更新履歴:建設経済委員会活動
 更新:2025-01-06
    
        
  建設経済委員会 委員長報告  
委員長 秋山光章
   
   
令和6年 第4回市議会定例会
登壇 令和6年12月20日(金) 
      
   
議案第74号から議案第79号及び 議案第84号 にかかる、建設経済委員会における審査の経過及び結果に
ついて、御報告申し上げます。
去る12月13日の「本会議」において、本委員会に付託されました
議案につきまして、12月16日、委員会を招集し、慎重に審査を行いました。 以下、その質疑応答等、主なもの
について申し上げます。


議案第76号 
館山市市営住宅の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制定について
館山市市営住宅の入居にあたり、保証人の連署が要らなくなったのか と聞いたところ、そのとおりであるとの説明が
ありました。
また、保証人を要しないこととする主な理由と他の自治体の状況を聞いたところ、保証人を確保することが、市営
住宅に入居を希望する方のハードルの一つとなっていたこと。また、「住宅困窮者に対し、公営住宅の供給が的確
になされるよう努めること」との通知が、国から出されたことから、館山市においても所要の改正を行なおうとするもの
であり、また、千葉県内には公営住宅入居募集を実施している自治体が38団体あるが、そのうち28団体は保証
人を必要としていない との説明がありました。


議案第77号 
館山市下水道条例の一部を改正する条例の制定について
今回の改正は、基準外の一般会計補助金の削減を解決するためのものだと思うが、他の方策はないのかと聞いた
ところ、基準外繰入の削減のための経営指標が、経費回収率である。
この経費回収率は、汚水処理費に占める下水道使用料の割合で示されるもので、分母である汚水処理費にあた
る包括委託や人件費の経費削減等に努めてきたが、今回、物価上昇等により その削減が限界となったため、
下水道使用料を引き上げるものである との説明がありました。

また、令和7年10月の使用料改正をこの早いタイミングで条例改正する理由を聞いたところ、
下水道使用料の改定は15年振りであり、市民・利用者に対して十分に理解していただくための周知期間や、
システム改修に時間を要することから、このタイミングでの改正となった。 との説明がありました。


議案第79号 
市道路線の認定、変更及び廃止について 
市道8046号線が封鎖されるとのことだが、封鎖方法を聞いたところ、
今回の整備で市道8043号線が県道を経由せず、直接稲交差点にぶつかる形になるため、その直前でUターン
出来る回転場を設ける。との説明がありました。

市道9052号線の起点、終点ともに千葉県に移管する前後に信号機を設置する予定はあるか、と聞いたところ、
国道128号線との交差点である起点側の信号機の設置については、計画立ち上げの時点から県警と繰り返し協
議しており、県警からは、11月の入札で信号機設置業者が決定したと聞いている。なお、現時点では終点側への
信号機の設置は予定していないとの説明がありました。
以上が質疑応答等の主なものであります。


採決の結果、議案第74号から議案第79号及び 議案第84号は、全員一致をもって原案どおり可決すべきもの
と決しました。


以上、御報告申し上げまして、建設経済委員会 委員長報告を終わります。



なお、この際、閉会中に実施いたしました行政視察について報告いたします。
本委員会は、10月28日から10月30日にかけて、島根県出雲市、鳥取県境港市、鳥取県日吉津村において
視察研修を実施しました。

出雲市におきましては、かつてのにぎわいが失われた出雲大社への参詣道にある「神門通り商店街」を、行政と地
元が一体となって取り組み、風格とにぎわいのある通りへの再生に成功した実績とその取組内容について、神門通
り おもてなし協同組合から説明を受けました。当時、民間事業者が中心となり、出店者を全国公募するなどの
工夫をして店舗数を拡大していったとのことでした。このような動きが行政側からの補助金提案に繋がり、店舗数は
20軒から90軒にまで拡大して大きな効果を出しました。
民が一歩踏み出し、官が後押しをした官民一体の物語であるといえます。館山市においても、人口減少や高齢化
などによる地元商店街や個人商店への影響ははかり知れません。行政が民間と連携して、空き店舗解消や既存
商店街の活性化に、今以上に積極的に関わっていただき、共に取組んでいただくことを期待します。

次に、境港市において「境港 水産物 地方卸売 市場」と「水木しげるロード」を視察しました。「海業」への取組に
ついては、境港市においても方向性を協議中とのことで、「中心となる人材を確保し、既存団体を尊重した上で取
り組んでいく必要がある」とのことでした。
また、全国的にも有名となった「水木しげるロード」は、当時の市の担当職員のアイデアによって生まれ、その後、職
員の熱心な活動に徐々に賛同者が増えていったとの説明がありました。駅前の一等地へのホテル誘致などにより、
通過型から滞在型の観光地への移行に成功した背景には、職員のアイデアと行動力が大きく影響しています。
館山市においても、地域関係者の意向を伺いながら、「海業」や「観光振興」の推進に向けて取り組んでいくことを
期待します。

最後に、日吉津村では、「移住定住施策」と「海岸活性化」について、視察を行いました。
日吉津村は鳥取県唯一の「村」であり、子育て世代の移住定住が増え、人口が増加傾向にあります。村全体で
子育て支援をしており、村長の『進学等で村を出た子どもたちが、また村に帰ってきてもらえるように大切に育てて
います』との説明が大変印象に残りました。
館山市においても、安房地域全体としてのまちづくりや活性化も視野に入れながら、若い世代に選ばれるまちづくり
に力を入れていただくことをお願いします。

以上、御報告申し上げまして、建設経済委員会 委員長報告を終わります。


                                         建設経済委員会  委員長 秋山光章









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