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建設経済委員会 委員長報告 |
委員長 瀬能孝夫 |
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令和7年 第3回 市議会定例会 |
登壇 令和7年9月26日(金) |
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議案第57号及び 議案第58号 にかかる、建設経済委員会における審査の経過及び結果について、
御報告申し上げます。
去る9月10日の「本会議」において、本 委員会に付託されました議案につきまして、9月16日、
委員会を招集し、慎重に審査を行いました。 以下、その質疑応答等、主なものについて申し上げます。
議案第57号 三芳水道企業団の解散に伴う財産処分に関する協議について
三芳水道企業団が財産として所有していた土地は何に使われていたのか 聞いたところ、
平成10年に館山市水道課と三芳水道企業団が統合した際に館山市水道課から引き継がれた資産が
三芳水道企業団の管理となり、以前、三芳水道企業団の給水区域内で発生していた水圧低下等の対策
として加圧施設を設置していた土地などで、南房総広域水道企業団からの受水開始により水圧低下等の
不安が解消されたり、施設の更新費用や維持管理などの削減のために使用されなくなった館山市内の土地
について館山市に承継しようとするもの、との説明がありました。
次に、承継された土地の維持管理はどのように考えているか 聞いたところ、
移管後については他の普通財産と同様に維持管理を行っていく必要があると考えている。
との説明がありました。
また、土地をそれぞれ各市に承継し、上物の管理は安房郡市広域市町村圏事務組合で管理していくのか
聞いたところ、
土地の維持管理についてはそれぞれの市に移管されるが、上物については、管理は一度、安房郡市広域
市町村圏事務組合に引き継がれるが、撤去する際には館山市・南房総市・安房郡市広域市町村圏
事務組合で調整を行っていく。
ただし、船形字古川262番地3にある構造物は館山市が承継し、今後、使わなくなった場合は、
館山市で処分する必要があると考えている、との説明がありました。
次に、財産処分の内、安房郡市広域市町村圏事務組合が承継する財産とは何か 聞いたところ、
導水管約9㎞、送水管約5㎞、配水管約396㎞、作名ダム、増間ダム、山本の井戸、宮本浄水場、
出野尾配水場、神余浄水場、佐野浄水場、それに伴う土地268,657㎡と付随物、備品、車両などがある。
との説明がありました。
また、安房郡市広域市町村圏事務組合に承継される財産が使われなくなって処分が必要となった場合、
安房郡市広域市町村圏事務組合が対応するのか 聞いたところ
現時点において、将来使われなくなった後の処分については明確には決まっていないが、安房郡市広域
市町村圏事務組合に移管された資産が不要になり処分となれば、各市町の負担割合に応じて負担していく
ものと認識している、との説明がありました。
議案第58号
三芳水道企業団の解散に伴う事務の承継並びに決算の審査及び認定の方法に関する協議について
令和8年3月31日の解散に向けての今後のスケジュールについて 聞いたところ、
安房郡市広域市町村圏事務組合においては、来年4月からの水道事業開始に向けた認可申請や国からの
交付金の手続きを、千葉県を通じて国土交通省に対し行っている。
併せて来年4月から業務体制を整備構築するために現在、各市町の浄水場間を結ぶクラウド系の通信設備
の導入に向けた業務を行いながらシステム上の整備も行っている。
三芳水道企業団においては、財産処分の議決後関係市と協議書を交わし、協議が整ったら協議書を安房郡
市広域市町村圏事務組合に送付。そして、10月30日に三芳水道企業団議会に報告し、来年2月に
千葉県への解散の届出を提出して三芳水道企業団の最終議会を迎え、令和8年3月31日に解散する
スケジュールとなっている、との説明がありました。
以上が質疑応答等の主なものであります。
採決の結果、議案第57号及び議案第58号は、全員一致をもって原案どおり可決すべきものと決しました。
以上、御報告申し上げまして、建設経済委員会 委員長報告を終わります。
建設経済委員会 委員長 瀬能孝夫
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