館山市議会定例会 令和5年6月議会
行政一般通告質問 本議会(議場)
令和5年6月15日(木)
館山市議会議員 鈴木正一
質問事項
一、「道の駅グリーンファーム館山」について
二、館山市地域公共交通について
三、市営温水プール、老人福祉センターについて
(質疑応答) |
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質問要旨 |
当該「道の駅」の整備進捗状況は、どうか。 |
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回答要旨 |
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建物部分の整備工事は屋根・外壁・サッシの取り付けなど外部工事は
ほぼ完了し、現在内部工事に取り掛かっている。
工事全体の進捗としては概ね計画通りで、令和6年2月オープンに向け
順調に進んでいる。
運営準備は指定管理者が主となり、その責任のもと順調である。
物販施設に関しては指定管理者と出荷希望者と契約手続が進み、
現在は生産者協議会の設立準備を進めている。
レストランや軽食コーナーはテナントによる運営で、メニューや調理設備、
オペレーション等について検討協議が進んでいる。
体験サービスについては、多目的室やイベントスペースの利用方法の調
整、関係者間の協議が行われている。
7月には、施設に併設する農園の整備が開始される予定である。
「道の駅」の登録については、今年度上半期での認定を目指し、国土
交通省と事前協議を進めている。 |
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質問要旨 |
当該「道の駅」の特徴は、事業コンセプトは何か。 |
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回答要旨 |
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事業コンセプトは「体験価値の高い道の駅」である。
施設に併設する農園や調理体験などができる多目的室等、施設機能
を活かし、収穫から調理、消費に至るまで食に関わる一連の流れを感じ
られる体験サービス。
自然の中で開放感のあるバーベキューができる環境など、商品を販売す
るだけでなく、その場で実際に地域の食の魅力に触れる機会を提供する
ことで、訪れた方の記憶に残る、再来したいと思える「道の駅」にすること
を目指している。 |
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再質問 |
①施設に併設する農園の整備予定はどうか
②今後の農園は誰が主に管理していくのか
③生産者の出荷登録は現在、何名程度か
④生産者は十分に確保できていると考えるか
⑤「体験価値の高い道の駅」との事業コンセプト、その内容とは
⑥多目的室やイベントスペースの利用について
⑦レストランは48席とのことだが、団体受入れについての対応は
⑧年間の利用者数、どのくらい見込んでいるか
⑨農業を取り巻く環境や課題に、この道の駅はどう寄与できるか
⑩キャッチフレーズやシンボルマーク等、考えているか |
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再回答 |
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問① 施設に併設する農園の整備予定はどうか。
答①
指定管理者としては、開業時期となる令和6年2月には菜の花など、
その時期に適した農産物の収穫を目指している。
元々が畑地でなく粘土質の水田や雑種地のため、土地改良の状況を
みながら栽培品目や栽培順序を決める予定である。
問② 今後の農園は誰が主に管理していくのか。
答②
指定管理者の社員が直接管理するとのこと。数年は土づくりに時間が
かかると想定されており、状況をみながら管理されていくものと考えている
問③ 生産者の出荷登録は現在、何名程度か。
答③ 80名程度と聞いている。
問④生産者は十分に確保できていると考えるか
答④
出荷登録した生産者には出荷予定品目の確認を行っており、一部品
目については生産者数が不足していると思われるものもあり、指定業者
は引き続き、勧誘・募集を行っていく予定である。
問⑤「体験価値の高い道の駅」との事業コンセプト、その内容とは
答⑤
指定管理者としては、農産物に触れてもらい、食べてもらい、また生産
者と交流してもらうような「体験」に力を入れた運営にしたいと考えている
現段階では、農園での簡易的な収穫体験や、そこで採れたものを使った
調理体験、近隣の牧場の協力で乳製品の加工体験などを考えている。
問⑥多目的室やイベントスペースの利用について
答⑥
多目的室は、簡易的な調理可能な施設であり、農園で採れたものを調
理したり、乳製品の加工体験を、指定管理者として実施する。
また、多目的用途として参加者を募るようなイベント事業者への貸出、
地域コミュニティでの活用なども考えられている。
イベントスペースでは、集客が見込まれる休日を中心に、マルシェイベント
やキッチンカーイベントなど、集客のためのイベント開催を想定している。
問⑦レストランは48席とのことだが、団体受入れについての対応は
答⑦
予約のない場合、晴天ならテラス席やバーベキューエリアの利用等へのご
案内も可能である。
また、この道の駅は、食のまちづくり拠点施設として、市内飲食店の情報
も発信できるよう考えており、それらの店への誘導を図ることも考えている
問⑧年間の利用者数、どのくらい見込んでいるか
答⑧年間40万人を目標としている。
問⑨農業を取り巻く環境や課題に、この道の駅はどう寄与できるか
答⑨
農産物の新たな販売チャンネルになることに加え、ヒト・モノ・情報が集ま
る拠点となることで、生産者同士の交流の場、他業種間の連携の場とし
て、ネットワークを広げ農水産物の6次産業化や付加価値向上の取組
などに寄与できると考えている。
生産者が直接に消費者の声を聞き、ニーズを探る機会を提供することで
確実に売れるもの把握、着実に生産拡大を望める。
問⑩キャッチフレーズやシンボルマーク等、考えているか
答⑩
SNSでの発信が重要視される今、施設を強く印象づけるシンボル的なも
のは必要と考えているが、詳細については指定管理者が検討している。 |
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所見 |
一. 「道の駅グリーンファーム館山」について
開業に向けた農園の管理、生産者との連携、体験価値の高い「道の駅」を事業コンセプトとして運営
することだが、様々な問題点をしっかりと準備して、指定管理者との連携を図りながら、スピード感を
持って進めるべきである。 |
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質問要旨 |
現在の市街地循環バスの現状と問題点は何か。 |
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回答要旨 |
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現状は、令和4年度の実証運行により一定程度の利用が見られ、この
6月1日から本格運行に切り換えた。
本格運行に伴う変更点は、運賃の変更で既存バス路線の運賃と整合
性をとる必要、適正な受益者負担の観点から大人運賃を100円から
200円に変更した。
一方、障害者手帳所持者やバス事業者が免許証返納者向けに発行
している「ノーカーサポート優待証」所持者は100円の据え置き、1ヶ月
間有効の「定額パス」の販売継続、等々の施策を通じ負担感の軽減に
努めている。また利用状況から、ダイヤの見直しや、運休日を日曜日に
変更するなどの改善を加えた。
現時点における問題点は、持続可能な運行体制の確立が大きな課題
である。
本格化により将来にわたり市街地循環バスを継続のためには、収支改
善、利用促進、利用しやすい運行内容の検討を通じ、利便性と費用
対効果を両立させる必要がある。 |
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質問要旨 |
豊房神余地区等で実証運行している買物シャトルサービスの成果と、課題は。 |
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回答要旨 |
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バス停から距離があり、公共交通を利用できなかった集落の方々に移動
手段を提供できたことに大きな成果あると認識している。
一方、実証運行を続けるなか、利用者の減少、特に新規利用者が見ら
れなくなったことや、現行の運行内容では利用できないといった声もあり、
ニーズとの乖離が浮きぼりになっているのも事実である。
今後は路線バス平群線エリアを中心に実証運行中の「チョイソコ南房総
・館山」と同様に、予約制のデマンド交通も視野に入れ改善策を、南房
総市と共に検討していきたいと考えている。 |
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所見 |
二. 「公共交通」について
利用したいが、時間が合わないとか問題が多くあり、ニーズにあった取り組みに課題が残る。またチョイ
ソコ南房総・館山と同時に、予約制のデマンド交通も視野にいれて改善策を考えて乗りやすい工夫を
考えるべきである。 |
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質問要旨 |
来年3月で閉館になる予定と聞いているが、今後の予定を確認する。 |
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回答要旨 |
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市営25m室内温水プールについては、市営プールの方向性案に関する
説明を終え、現在はプール個人利用者や市民への周知を図っている。
今後の予定は8月頃に市民・利用者アンケートを実施、ニーズ等を把握
し、課題や条件を整理し、新たな温水プールの設置の可能性について 今年度末を目途に検討、現在の温水プール利用者検討していく。
老人福祉センターについても、今年度末で廃止とする方向性案について
利用者や市民皆様への周知を図り、廃止後はコミュニティーセンタ区公民
館等への利用をお願いしている。 |
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所見 |
三. 「市営温水プール、老人福祉センター」について
老朽化による温水プールは、理解するが、小学校生を含めて多くの利用者がいるわけなので、市民の
声やスポーツの観点から多くの意見を尊重して、館山市の温水プールを新設するべきだと思う。
また、老人福祉センターについては、修繕工事して、福祉の向上の観点から存続させるべきである。 |
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