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予算審査特別委員会
令和7年 第1回 市議会定例会






    
更新:2025-04-14
    
        
  予算審査特別委員会 委員長報告  
委員長 石井敬之
  
令和7年 第1回 市議会定例会
登壇 令和7年3月24日(月)
     
     
予算審査特別委員会委員長報告

議案第5号から議案第9号までの 令和7年度 館山市各会計予算にかかわる、
予算審査特別委員会における審査の経過及び結果について、御報告申し上げます。

去る3月7日の本会議において設置されました本委員会を、17日に招集し、付託を受けました各予算案につきま
して慎重に審査を行いました。
以下、その質疑応答等、主なものについて申し上げます。


まず、議案第5号 令和7年度館山市一般会計予算の歳出であります。

第2款 総務費について
広報紙発行事業に関して市民意識調査から反映した点は何か と聞いたところ、
この市民意識調査は、11月から12月にかけて実施しており、令和7年度予算には、直接反映されていないが、
広報紙の保存期間に関する回答を踏まえ、令和7年度から閉じ穴を無くそうと考えている。
また、調査結果は、今後の見直しに生かしていく との説明がありました。

 
次に、市街地循環バス運行事業に関して、
乗降客数増のための新たな施策はあるか と聞いたところ、
常日頃から検討はしているが、具体的な予定はない。但し、収支の改善のために、令和7年4月から車内広告の
収入を目指し、広告主の募集を開始している。また、南房総市と連携し、交通空白の解消を図るため、公共ライ
ドシェアの実証運行を開始している。この実証運行次第だが、運転士の不足解消手段としての可能性が期待でき
るのではないかと考えている との説明がありました。

 
次に、戸籍・住民基本台帳等事務費に関して、
振り仮名通知書とはどういうものか と聞いたところ、
国の施策として、戸籍に振り仮名を記載するために、館山市に本籍地がある方に対して、住民票に記載される振
り仮名を通知するものである。通知した振り仮名が異なる場合のみ、マイナポータルや市窓口で振り仮名記載手続
きをしていただくことになる との説明がありました。

 
次に第3款 民生費について
障害地域生活支援事業に関して、
基幹相談支援センターとは具体的にどのようなことをするのか、と聞いたところ、
障害のある方が、住み慣れた地域の中で、自分らしく自立して生活ができるように日常生活や社会参加、権利擁
護等に関する様々な相談に応じていく。また、総合的、専門的な相談支援や関係機関との連携により地域におけ
る相談支援の中核的な役割を担って欲しいと考えている との説明がありました。


次に、一時預かり事業に関して 
一般型は何名を想定しているのか と聞いたところ
1日定員12名、年間で3,650人の利用を見込んでいる との説明がありました。
また、一般型の一時預かり型の対象年齢及び保護者の負担は と聞いたところ、
対象年齢は、生後3ヶ月から小学校就学まで。保護者の負担は、午前7時から午後7時までは、1時間100円、
午前5時30分から午前7時まで及び午後7時から午後9時30分までは、1回につき300円の負担となるとの説明
がありました。


次に、第4款 衛生費について
予防接種事業に関して、帯状疱疹の助成額に差があるのはなぜか 聞いたところ
一般の方に対しては、接種費用として、生ワクチンは3,000円、不活化ワクチンは6,000円を助成するが、生活
保護を受給している方に対しては、全額市が助成することを見込み、2万円を計上しているため との説明がありま
した。


次に、ごみ収集費(再資源化ごみ)に関して
この事業で得られる収入額は と聞いたところ、
古紙類については462万3千円、ペットボトルについては804万6千円、金属類については1,442万7千円を見込
んでいる との説明がありました。


次に、第6款 農林水産業費について
稚貝放流事業補助金に関して、エビデンスの取り方はどうするのか と聞いたところ、
放流した稚貝がどれくらい取れているかについては、サザエについては、天然ものと稚貝放流したものの区別が難し
いが、令和6年度のアワビの回収率は14% との説明がありました


次に、第7款 商工費について
観光振興費に関して
東京湾フェリーとの連携は と聞いたところ、
安房の3市1町と富津市との共同事業であり、神奈川県をメインターゲットとして、観光PRイベント、ユーチューブの
動画作成、メディア等の広告等を行っている との説明がありました。


次に、観光イベント費に関して、
里見のまちづくり事業は何を行うのか と聞いたところ、
里見のまちづくり実行委員会で行う、3月13日の里見の日の館山城を中心としたイベントに対してプランニングを
行う予定である。また、東京コミュニケーションアート専門学校の学生がデザインした八犬士のキャラクタ―を活用
した事業を展開していきたいとの報告があった との説明がありました。


次に、第8款 土木費について
みなと振興費に関して、新たな航路の検討は行っているのか と聞いたところ、
現在、高速ジェット船が運行されているが、大島だけではなく、
大島を経由し、熱海、稲取、利島(としま)、新島、式根島、神津島(こうづしま)の航路等、高速ジェット船だけで
はなく、出来るところから検討していきたいと思っている との説明がありました。


次に、第9款 消防費について
防災行政無線整備事業に関して、2局を更新することになった理由は と聞いたところ、
平成21年度に設置した11ヶ所の子局の内、津波想定浸水区域内の2局について更新する予定である。
今後は、津波想定浸水区域内にあるこの子局を維持しつつ、その他の子局については、軽微な修理であれば維
持、大規模修理が必要であれば順次廃止していく方針である との説明がありました。


次に、第10款 教育費について
教育相談事業に関して、令和5年度のいじめに関する相談件数は4件であったが、何か改善することはあるのかと
聞いたところ
令和7年4月から、児童生徒が保有しているGIGAタブレットを使用したSNS相談体制を整えた。また、学校の休
業期間でも、職員が対応できる体制を考えている との説明がありました。


次に、私立幼稚園支援費に関して
OURS館山の申込状況は と聞いたところ
1号認定については、認可定員42名のところ38名、2号及び3号認定について、認可定員252名のところ231名
との説明がありました。


次に、議案第6号 令和7年度館山市国民健康保険特別会計予算であります。
生活習慣病予防事業に関して、
若年健康診査の人数が増えている理由は希望者が増えたからか と聞いたところ、
その通りである との説明がありました。


次に、議案第8号 令和7年度館山市介護保険特別会計予算であります。
介護認定事業に関して、
介護認定調査員は何人いるのか と聞いたところ、
3月1日現在で12名 との説明がありました。
また、申請から1ヶ月以内に認定は終わっているのか と聞いたところ、
現在は、認定まで36日程度かかっているが、出来る限り30日以内を目指していきたい との説明がありました。


以上が質疑応答等の主なものであります。



次に、討論を行いました。


議案第5号 令和7年度館山市一般会計予算について、

まず、反対討論がありました。
館山市の財政状況から心身障害者(児)医療費給付事業の見直しの必要性は理解するが、短期間でのアン
ケート聴取や回答に「生活できない」との回答があったこと等、命と財産を守る行政の役割から短期間で決定する議題ではない。また、条例と予算を同時に上程することの拙速さは否めないため反対する との討論がありました。
また、市長・副市長・教育長の給与の1割減について、市長、副市長については、市の財政状況から、執行部の責任者として仕方がないが、学校再編等、熱心に取り組んでいる教育長の給与を削減する予算には反対する との討論がありました。


次に、賛成討論がありました。
まず、市長・副市長・教育長が判断した給与1割減については、自分で判断し、議案を提出したと考えるため、
反対する立場ではないが、議会としても、議会改革を踏まえて、進んでいくべきであると考える。
また、障害者を取り巻く環境は大きく変化してきている。その中で、多くの方を対象にした新たな取組は、前向きな
事業の転換であると理解する。また、市内の学校再編やその実現に向けた各種事業を着実に予算化していること
等から予算編成はおおむね妥当であると考える。一方で、予算化の見送り、削減に伴い影響する市民、事業者等
に対しては、丁寧な対応、国・県に対して地方行政のニーズを確実に訴え、新たな財源の確保に向け、一層の努
力をお願いする との討論がありました。



次に、令和7年度館山市国民健康保険特別会計予算について

まず、反対討論がありました。
国民健康保険の加入者は、高齢者、障害者等、社会保険加入が難しい方が加入していることや経済面で苦し
い方が医療機関の受診控えが懸念される等の予算であることから反対する との討論がありました。


次に、賛成討論がありました。
国保財政の安定化を図るための国保税の値上げだが、平準化を図るなど急激な国保税の上昇を抑える等の
配慮した予算となっていることから賛成する との討論がありました。


次に、採決を行いました。
採決の結果、議案第5号及び議案第6号については、賛成多数をもって、議案第7から議案第9号までについては
全員一致をもって、いずれも原案どおり可決すべきものと決しました。 


以上、御報告申し上げまして、予算審査特別委員会 委員長報告を終わります。


                                予算審査特別委員会 委員長 石井敬之











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