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平成29年 第4回定例会 請願 第11号 (12月議会)

2018-01-31 up

  地域公共交通網形成計画策定を求める請願
  ◇「地域公共交通網形成計画策定を求める請願」についての 補足説明



 
「地域公共交通網形成計画策定を求める請願」
平成29年11月22日

館山市議会議長 榎本祐三 様 
  
  
  請願者 住  所  館山市塩見369-3
    団体名 西岬地区連合区長会
      会長 鈴木信雄
       
  請願者  住  所  館山市北条1879-2 
    団体名  一般社団法人 館山市観光協会
      代表理事会長  館石正文
       
紹介議員     室  厚美 



請願事項

 総合的なまちづくりの観点から、行政、事業者、住民が一体となり、長期的に持続可能な公共交通体制を整備していくことを求めます。大切なのは、交通弱者たる市民のニーズに合うものであると同時に、観光者にとっても使い勝手の良い二次交通を十分に視野に入れること。具体的な第一歩として、マスタープラン作成すなわち国が推進する「地域公共交通網形成計画」の策定に早期に着手していただくよう、お願い申し上げます。

請願の趣旨(背景)

1.館山市の地域公共交通の課題

 西岬地区は、市内でも特に観光資源が集中する地域であると同時に、市街地から離れ高齢化も進んでいるため、交通弱者と言える住民が多数存在することから、観光と福祉の両面から、地域公共交通の整備に対する関心が高く、様々な要望も寄せられています。このため約2年前から、西岬地域住民・観光業界・バス事業者が中心となり、公共交通問題を考える協議会を立ち上げ、様々な課題を掘り下げてきました。地域住民からは、①運行本数が少ない、②自宅からバス停まで遠い、③運賃が高い、④買物や市役所まで直接行けない、という声が上がる一方、観光業界からは二次交通の問題が指摘され、「今のままではバスや鉄道で来ても観光地を回る移動手段がない。観光客の利用促進のため、南房総市とタッグを組んで、ワンコインバスなどを検討する段階だと思う。このままではインバウンドも進まない」との声が挙げられています。

2.国の公共交通政策

 国は、平成25年までは公共交通網の整備を事業者単位の自助努力に頼っていましたが、本格的な人口減少社会を迎え、持続可能な公共交通体制を整備するために平成26年から公共交通に関する施策を大きく転換しました。具体的には、地方自治体が中心となって、まちづくりや観光部門とも連携しつつ住民や交通事業者を巻き込んで面的な計画を作ることを法律上、位置付けました(平成25年12月施行の交通政策基本法、平成26年11月施行の改正「地域公共交通活性化再生法」)。これに基づき、全国的に持続可能な地域公共交通の構築を目指すことを目的として、マスタープランである「地域公共交通網形成計画」(以下「網形成計画」という)の策定(届出)、さらに具体的プランである「地域公共交通再編実施計画」の策定(認定)を推進し、平成29年8月末現在、319件の網形成計画が策定され、18件の再編実施計画が国土交通大臣により認定されています。

3.館山市の地域公共交通問題の認識

 持続可能な地域公共交通体制の整備は、館山市全体でも大きな課題の一つであり、議会でも多くの議員がこの問題を取り上げています。議会での質疑において、館山市は「主要道路にバス路線が網羅されていることやタクシー会社が多数あることなどから、新たな公共交通体系の構築を図るのではなく、現在の体系の維持に努めていくことが重要。そのためバス路線ごとに、どうしたら利用者を現状より増やせるか検討していきたい」と発言していましたが、利用者が増えないのは、何年も前に作られた現在の体系が実情に合わなくなっているためではないでしょうか。西岬の協議会では、平成29年5月時点で市担当者から「現時点では路線の現状維持が重要課題で路線の再編などの考えは今のところない。再編などが必要となれば計画策定を検討する」との発言がありましたが、国土交通省の政策担当者からは、「再編が必要かどうかを含めて検討するためにも網形成計画の策定が必要」だとお聞きしています。館山市も、標語募集や地区住民との話し合いなどを行い、平成29年6月議会では、「再編計画につきましては(中略)市の方としては研究課題だと思っております」「総合的に今検討している」との発言もありました。約2年に及ぶ西岬での協議会にオブザーバーとして参加される中で、網形成計画についても研究され、市としてもマスタープランがなければ、住民から様々に出てくる要望に応えていくのは難しいという点については認識されるようになってきました。


 こうした状況を踏まえ、西岬公共交通問題協議会の中で抽出された住民の要望に答える形で、バス事業者が路線バスの一部路線変更に乗り出しましたが、一事業者の取り組みでは限界があります。さらに、観光二次交通を整備していくことにより”おもてなし”のまちづくり推進を後押しすることが期待されます。以上、西岬地区に限らず、館山市全体での総合的なまちづくりの観点から、市が事業者、住民との一体的な取り組みを主導し、長期的に持続可能な公共交通体制を整備していくことを強く要望する背景です。その第一歩として、「地域公共共通網形成計画」の策定に早期に着手するようお願いいたします。          
                                                          以上








 
 「地域公共交通網形成計画策定を求める請願」についての補足説明

議員各位
                                                    平成29年12月12日
                                                           室 厚美



本議会に提出された「地域公共交通網形成計画策定を求める請願」について、委員会付託前の本日、3ページ目を修正して再提出しました。紹介議員として以下、補足説明致します。


1.館山市の地域公共交通問題の認識について

 これまで多くの議員の皆さんが地域公共交の問題について議会で取り上げていますので、館山市の姿勢については十分ご承知のことと思います。
請願の趣旨3.の記載内容は、市議会の議事録だけでなく、西岬交通問題協議会内での発言も取り上げたのですが、ご存知ない方もいらっしゃるので出典を明記しました(市が作成した議事録に記載があります)。
併せて、市の姿勢も徐々にではありますがここにきて変化してきていますので、その点も配慮して追記しました。
なお、本議会中に「市長から計画策定を検討するよう指示が出ている」との発言がありましたが、2年前の発言からここまで進化するまでに、西岬地区では添付の通り協議を重ねてきましたことを申し添えます。


2.「地域公共交通網形成計画」(以下網計画)の意味合い・位置づけについて

本会議での一般質問の中で、「先進地として視察した京丹後市等でも、網計画についての話を聞いたことがない。あるべき具体的な姿・将来像が見えないが現時点で必要か。」という趣旨の質問がありましたが、各地域ごとの「公共交通のあるべき具体的な姿・将来像」を定めるのが、まさに網計画で、公共交通版の「総合政策」のようなものです。
網計画策定が目的ではなく、その後に具体的な検討を行う前提となるマスタープランであるため、網計画自体が話題にのぼる性質のものではありません。
ただ京丹後市はじめ先進地域では当然、事前に網計画が策定されています(単独市ではなく広域で計画が策定されているところも)。(添付表参照)


3.西岬地区が先行して請願提出していることについて

これまで議論を重ねてきた西岬地区が観光協会と共同で請願提出しましたが、他地区でも同じように公共交通での課題・悩みを抱え、場当たり的でない、将来を見据えた抜本的な対策を求めていることは皆さんよくお聞きになってきたことと思います。
そうした中、議会が執行部に遅れを取るようでは、市民に納得できる説明もできません。
内容をよくご理解いただいた上で、市民のためを第一義にご審議頂けますよう、よろしくお願い申し上げます。

                                                             以上









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